油、脂の摂取
糖質の摂取とともに注意したいのが、脂分、油分の摂取です。
総称として油脂摂取と呼びますが、特に高脂血症の方は、
この油脂摂取を念頭においた食事の摂り方を考えましょう。
油脂には動物性、植物性の二つがあります。その摂取の割合は、
動物性油脂分を１としたとき、植物性油脂分が２というのが
基本的に推奨される割合です。
動物性油脂分というのは、バターや牛、豚のラードが代表です。
背脂が浮いたとんこつラーメンのスープなどは、動物性油脂分、
塩分が凝縮した、健康的に芳しくない食物のひとつです。
調理するときの工夫としては、バターの使用を控え、できれば
オリーブオイルに変えることをおすすめします。
オリーブオイルは摂取した脂肪分を押し流す作用があるとされ、
イタリア料理などで肉料理にオリーブオイルを合わせるのは
味覚的にも栄養学的にも理にかなっていると言えます。
また、ごま油やサラダ油、菜種油などを使用して、
日常に使っていた油の種類を動物性から植物性に
変更すると、動物性油脂が１、植物性油脂が２という
割合を守ることができます。
また、鶏もも肉、鶏むね肉などについている鶏皮は、
非常に多くの脂分を含んでいます。調理の際は皮を
除き、油をひかないフライパンで弱火でじっくり
炒めると、驚くほどたくさんの油が染みでてきます。
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