果糖の摂取

果糖の摂取

糖分の中で、「果糖」と呼ばれるものはその大きさが
もっとも小さいものです。

そのため、身体が糖分を他の糖質(オリゴ糖など)に比べて
迅速に吸収します。

結果として、消化吸収がととえも早く、糖分が身体に及ぼす影響に
即効性があります。

たとえば、激しい肉体労働、スポーツの前後、
長時間頭脳労働の前後に摂取すると、
身体の疲労回復に役立ちます。

つまり、人体のエネルギー消費が激しいタイミングに合わせて
摂取すると効果的な糖分です。

身の回りにある果糖を含む飲食物で代表的なのは、
スポーツドリンクなどの清涼飲料水です。

もともとがスポーツ後の水分・エネルギー補給を目的として
造られているこれらのスポーツドリンクの成分表を見ると、
ブドウ糖やショ糖などの果糖表示が見られます。

果糖を吸収する器官は小腸~肝臓です。小腸で果糖が吸収され、
その後肝臓で分解~エネルギー変換の処理が行われます。
吸収された果糖はすべてがエネルギーになるわけではなく、
その一部は中性脂肪として蓄えられます。

これは、身体がエネルギー減少時に摂取したエネルギー源を
備蓄し、非常時のストックとして備えようとする働きによる
ものです。そのため、果糖を摂取しすぎると脂肪の増加~
肥満につながります。

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