高カロリーでも低糖質ならOK
「糖質制限食」が画期的な点は、この項目タイトルにあります。
従来のカロリー制限食(カロリーコントロールによる食事制限)は、
食品の摂取基準を「カロリー」に置いていたため、ほとんどの食品に
摂取制限がかかるものでした。
結果的に、食事のたびにストレスを感じることとなります。
「糖質制限食」は、カロリーではなく「糖質」に摂取制限を
置いたもの。「糖質」を制限の基本にすると、逆説的に摂取
カロリーの縛りから自由になるのです。
具体的には、「糖質を減らせば肉類やアルコールは好きなように摂ってOK」
というシンプルなセオリーが、糖質制限の基本。
お肉もお酒も、単体では高カロリーな飲食物です。
ところが、「糖質」という面から見ると、
どちらもとても低糖質なのですね。
ただし、赤身肉や蒸留酒に限ります。
たとえば、イタリアンはパスタとドルチェを除けば、もともと糖質の少ない料理。
バターや砂糖も料理にはあまり用いられません。しかし、牛肉のタリアータや
フォアグラのソテーなどの糖質は、調理法にも寄りますが平均約3.8g。
これは。お茶碗一杯のご飯の糖質が30gという数値から見ると、
かなり低い数値と言えます。また、チョコレートも高カロリー
ですが低糖質な食べ物です。カカオ成分の高いチョコレートは、
生クリーム主体のデザートに比べてとても糖質が少ないのです。
人体は、糖質を減らしてしばらく経つと、
脂質などでエネルギー代謝をするように
身体が変化すると言われています。
つまり、自分の身体にある脂質を燃料として
使用するようになるのですね。
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