プリン体を多く含む食品は？
よく耳にするプリン体とは、正式には「プリン塩基」のことを指します。
「プリン塩基」とは、細胞の核となる「核酸」の総称です。
プリン体の特徴は、「体内で合成され尿酸となる」「尿酸が多くなると
尿酸値が高くなり通風の原因となる」というものです。
痛風の症状の最たるものは関節炎です。足・膝・腰・肩・肘や手など、
全身の関節に現れる痛みが風のように体中を流れることから、「痛風」
と呼ばれています。
この痛風の原因が高尿酸血症であり、イコールプリン体を多く含む食べ物の
摂取なのです。
プリン体はほぼどの食べ物にも含有されています。そして悲しいことに、
日本人が昔ながらに好む食べ物（にぼし、いくら、しらこ、鯵の干物、
イカの刺身、干し椎茸など）に多く含まれてしまっている成分です。
糖質制限では、プリン体の摂取には大きな制限はありません。
高カロリー、高タンパク低糖質な食べ物をチョイスする際には、
プリン体までを視野に入れると選択できるものがほぼ見つからない
現状があります。
つまり、プリン体の摂取を控えることで尿酸値を下げるでのはなく、
尿酸値を別の方法で下げるための食べ物の摂取が効果的です。
そのひとつに、アルカリ性を多く含む食べ物（海藻類、果物類）
などの摂取が挙げられます。
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