糖質ゼロは本当？
最近よく「糖質ゼロ」という言葉を、発泡酒などの
宣伝で目にすることと思います。
併せて、「カロリーゼロ」「糖質オフ」という表記も増えてきました。
しかし、この「糖質ゼロ」「カロリーゼロ」という表記は、
厳密な意味では「ゼロ」ではありません。
こうした表記が広まった背景には、皮肉なことですが
「メタボリックシンドロームという言葉の流行」があります。
自分は肥満予備軍である、という認識の植えつけが、
これらの「カロリーゼロ食品」の売上を生んでいるとも言えます。
カロリーゼロや糖質ゼロを表記できる条件には、あるトリックがあります。
それは、飲料であれば100mlあたりに含まれる糖質が0.5g以下であれば、
「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」と表記できるのです。
そのため、すべての「カロリーゼロ」飲料には、少量の糖分が
含まれていることを認識する必要があります。
お酒に関しては、エネルギーの総量はもともと糖質よりも
アルコールに含まれる分量のほうが大きいのです。
エンプティカロリーと呼ばれるアルコールのカロリーは、接種後
人体に蓄積されず、発熱や発汗として消費されることが特徴です。
アルコールは、栄養表示の基準では1gあたり7kcalと計算されます。
たとえば缶ビール一本なら、350ml=123kcalとなります。
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